バドガオン市(バクタプール)は、 カトマンズ盆地の三つの大きな街のうち、最も昔のおもかげを残し、中世的な趣のある街である。
彫刻、建物、街並みに今なおネパール文化の伝統を美しく残している。
この街は890年、当時のアナンデバ王によって築かれた。
カトマンズ市より14kmほど東にある。古くから焼き物、織り物が盛んに行われていた。
主な観光スポット
王宮前広場
種々の彫刻や歴史的な建造物が多い。又、旧王宮内は美術館になっており、仏画や絵物語などが展示されている。その他にライオン・ゲート、ゴールデン・ゲート、ブバティンドラ・マルラ王の象、55の窓を持つ居城、こまいぬ、パシュパティ寺院のレプリカなど、見りべきものが多い。
シダ・ポカリ
市街地に入る門の近くにある。ヤクシャ・マルラ王の時代に造られた。ヒマラヤを映しての景観が美しいと言われた。現在は水は濁り、あまりきれいではない。
ライオン・ゲート
西暦1636年に造られたとされている。ゲートはハヌマン、バイラブ、ナルシン・
美術館
古代美術品も含め興味深い。タントリズムの影響を受けた絵画が多い。
ゴールデン・ゲート
55の窓を持つ居城の入り口にあり、ラジット・マルラ王によって造られたとされている。ゲートに施されている彫刻は、ガルダに乗ったカリ神、ビシュヌ神や空を駆けるニンフなどがかたとだれ、巨人像が飾りつけられている。
55の窓の王宮
西暦1427年にヤクシャ・マルラ王によって建てられた。そして17世紀に入りリパティンドラ・マルラ王によって改修された。木彫による各窓の窓枠が見事である。
大鐘
西暦1737年にランジット・マルラ王によって造られた。毎夕この鐘をつき夕暮れを知らせ、夜の外出をいさめ、朝方には、お祈りの時を知らせると言われている。
パタサラ寺院
パサタラ寺院の石造寺院は、ブパティンドラ・マルラ王によって造られた。複雑な彫刻が全体に施されている。テラスにある鐘は、吠える犬の鐘として知られており、この鐘が鳴ると街中の犬が一斉に吠え出し、不吉な悪魔を追い払うとされている。
ブパティンドラ・マルラ王像
17~18世紀にかけて名君として知られ信心深ったブティンドラ・マルラ王の祈祷の姿を現している。
パシュパティ・ナート王院
これはヒンズー教本山としてバグマティ河畔にあるカトマンズのパシュパティ・ナートを模して造られたとされている。ブパティンドラ・マルラ王の父スマティ・ジャ・ジタミットラ・マルラ王によって1682年に建築された。
ニャタポラ寺院
西暦1708年にブパティンドラ・マルラ王によって建てられた五重の塔である。塔は五段になった高いテラスの上に建っており、塔の屋根が上にゆくにつれて小さくなっているため下から見上げると中空に聳え立つような高度感を見せている。正面の石段の両側に10人力の人、その力の10倍の象、その10倍の力のライオン、そしてまたその10倍の力のグリフィなど見事な石彫が配置されている。
バイラブ・ナート寺院
破壊神バイラブの寺院。創建当時(ジャガット・ジョティ・マルラ王の時代)には一層であったがブパティンドラ・マルラ王によって西暦1718年三層に建て直された。この寺院はその芸術的壮観さで有名。
ダッタトラヤ寺院
西暦1427年にヤクシャ・マルラ王によって建てられた。1458年ビシュワ・マルラ王が補修したとされる。この寺院の近くに、一本の木の幹から彫られた孔雀が羽を広げた模様(プジャリ・マト)の窓は一見に値する。約500年前に彫られたものである。
プジャリ・マト
ダッタトラヤ寺院の近くに、精巧なクジャクの彫刻を施した窓のある僧院。この僧院はヤクチャ・マルラ王によって創建され後ラム・ダッタ・ギリ師によって修復された。
チャング・ナラヤン
カトマンズ盆地に張り出した尾根の末端にある。西暦323年ハリ・デゥタ・バルマによって建てられたネパール最古のパゴダであると言われている。平地より150mほど高いところにあり盆地内の景観も楽しめる。
スリヤ・ビナヤク
ガネッシュの神を祭ってあり、カトマンズ盆地で最初に朝日のあたる場所とされている。ここからのバドガオンの街の眺めは、その背景にヒマラヤ連山も見え素晴らしい。
